01
リン脂質を主とする
豊富な栄養素
・リン脂質
グリセリンに脂肪酸とリン酸が結合した複合脂質で、細胞膜を形成する主要な成分です。細胞の構造、代謝、シグナル伝達、免疫応答など多くの生理機能に関与しています。
水に馴染みやすい親水性と疎水性の両方を併せ持つため(両親媒性)乳化しやすく、オメガ3脂肪酸 (DHA・EPA)、コリンや脂溶性栄養素を体内に吸収しやすいのが特徴です。
クリルオイルのEPAやDHAの多くはPC-EPA、PC-DHAというリン脂質が結合した形で存在しています
・オメガ3脂肪酸
(EPA・DHA)
オメガ3脂肪酸とは、魚油などに含まれているEPAやDHA、植物油に含まれているALA (α-リノレン酸)などの脂肪酸の総称をいいます。
血液の循環改善やLDL (悪玉)コレステロール値の低下、脳と神経系の機能向上、炎症抑制作用など、幅広い健康効果が期待されています。
・リン脂質型オメガ3
(PC-EPA・PC-DHA)
リン脂質に結合したオメガ3のことで、魚油に含まれるトリグリセリド型(オイル)とは分子構造が異なります。
リン脂質結合型オメガ3は水溶性が高く消化吸収が効率的です。また、生体膜との親和性が高く、効率的に細胞内に取り込まれます。特にPC-DHAは脳への輸送効率が高いことが示されています。
クリルオイルにはリン脂質(ホスファチジルコリン)が結合したPC-DHA、PC-EPAが豊富に含まれます。
・コリン
・ホスファチジルコリン
コリンは日本ではまだ馴染みが薄い栄養素ですが、アメリカでは健康寿命の延伸、脂肪肝や心血管疾患リスクの軽減、妊娠・授乳期の母親に必要な栄養素として摂取基準が設定されています。
コリンは、神経伝達物質であるアセチルコリンの前駆物質で、記憶・認知などの脳の健康、筋肉制御などに関与しています。また、脂質代謝、肝機能に関与しており不足すると脂肪肝が発生しやすくなることが報告されています。
コリンが合成されてできたリン脂質がホスファチジルコリンで、細胞膜の構造維持、脂肪輸送・代謝、胆汁酸の分泌などに関与しています。
・アスタキサンチン
アスタキサンチンは、サケやイクラ、エビなどに含まれる成分で、クリルオイルの鮮やかな赤色はこのアスタキサンチンに由来します。強力な抗酸化力を持つ脂溶性物質で、眼精疲労の改善や動脈硬化の予防、疲労回復などに効果がある成分で、目の奥や脳など栄養が届きにくい細部にまで入り込むことができます。
02
エビデンスに基づく
確かな効果
脳(記憶、認知機能)、目 心血管系(LDL(悪玉)コレステロール、中性脂肪の低下、HDL(善玉)コレステロールの増加)、美容(肌)、関節痛、肝臓、スポーツなど、さまざまな分野で50以上のヒト臨床試験が報告されています。
2022年には初の日本国内で肌に関する臨床試験を実施、機能性表示取得を目指しています。
研究内容にご興味がある方は、お問合せフォームよりお問合せください。弊社担当者より連絡致します。
03
サスティナビリティ
アーケル・バイオマリンが開発した持続的で環境に優しいクリル漁獲方法です。従来の漁獲方法は魚やアザラシなどの混獲のリスクがありますが、特殊なホースで南極クリルだけを吸い上げることで、新鮮な状態で船上に運び入れることが可能です。
MSC (Marine Stewardship Council)漁業認証は、水産資源や環境に配慮した持続可能な漁業に与えられるものです。アーケル・バイオマリン社は持続可能なクリル漁業として、2010年に世界で初めてMSC漁業認証を取得し、10年以上認証を維持し世界のサスティナブル分野をリードしています。
"Either we do it in a sustainable way,
or we don't do it at all."
持続可能な方法でやるのか
やらないのか
我々の選択肢はただ一つだ
Aker BioMarine
CEO
Matts Johansen(マッツ・ヨハンセン)
04
高品質な原料
アーケル・バイオマリンが開発した「Antarctic Endurance」は、南極クリル専用の漁獲船です。船の全長はサッカーコートよりも長い130メートル、新鮮な状態で漁獲されたクリルをすぐに船上で加工できるように、粉末化設備を搭載しています。
南極クリル専用漁獲船
「Antarctic Endurance」の詳細はこちら
アーケル・バイオマリンの精製特許技術 FLEXITECH™は、不純物を除去し精製度を高める革新的な技術です。臭いの原因となるトリメチルアミンを取り除くことで、低臭性を実現し、有効成分を濃縮することで、他に類を見ないリン脂質濃度を実現しています。
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