【第12回クリルオイル研究会】リン脂質・コリン研究から見る、クリルオイルの可能性 ─ 健康機能と南極オキアミ資源管理の最新動向 ─
クリルオイルの可能性

クリルオイル研究会は、学術関係者、医療・栄養分野の専門家、ならびに業界関係者の皆様のご支援のもと、今年で第12回を迎えます。
これまで本研究会では、クリルオイルに関する基礎研究から臨床応用、市場動向まで幅広いテーマを取り上げ、産学の専門家が知見を共有する場として活動を続けてまいりました。12年にわたり継続して開催されてきたこと自体が、クリルオイル研究の広がりと社会的関心の高まりを示しているものと考えております。
本年は、リン脂質とともにクリルオイルの価値を支える「コリン」と、海洋資源利用の観点からますます重要性が高まる「サステナビリティ」という二つのテーマに焦点を当て、第一線で活躍される研究者・専門家による講演を予定しています。
コリンは、神経伝達物質アセチルコリンの前駆体として知られ、脳機能や神経伝達に重要な役割を果たす栄養素です。また、脂質代謝や細胞膜構成成分の維持にも関与することが報告されています。
欧米諸国では既にコリンの推奨摂取量が設定されており、その重要性に対する認識が広がっています。一方、日本ではまだ十分に議論されているとは言えないものの、高齢化の進展や認知機能に関する関心の高まりを背景に、今後さらに注目される栄養素の一つになると考えられます。
今回の研究会では、ホスファチジルコリンの代謝や生体内利用、さらにはコリンに関する最新の研究成果について専門家からご講演いただきます。
クリルオイルは、EPA・DHAがリン脂質に結合した特徴的な構造を有しており、そのリン脂質の主要成分としてコリンを含有しています。オメガ3脂肪酸の供給源としてだけでなく、コリンの供給源としての可能性についても、今後さらなる研究の発展が期待されています。
近年、世界的なオメガ3需要の拡大に加え、養殖用途におけるDHA・EPA需要の増加などにより、海洋由来脂質資源の持続的な利用が重要な課題となっています。
こうした中、南極オキアミ資源は国際的な管理体制のもとで漁獲量が厳格に管理されており、持続可能な利用を目指した資源管理が行われています。
本研究会では、南極オキアミの生態と管理方法についての最新知見に加え、海外における研究・市場動向、そして持続可能な資源活用の観点からみたクリルオイルの将来性についてもご紹介いたします。
第12回クリルオイル研究会では、次のテーマを多角的に取り上げます。
クリルオイルのサイエンスと将来性について理解を深める機会として、研究者、医療・栄養関係者、食品・サプリメント業界の皆様にぜひご参加いただければ幸いです。
2026年11月13日(金)13:00 〜 17:00/東京商工会議所 5階
開催日をカレンダーに登録しておいていただくと、当日お忘れになりません。







