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エルニーニョが浮き彫りにするオメガ3 (DHA・EPA)原料の供給課題 ― 安定供給を支えるサプライチェーン

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エルニーニョが浮き彫りにするオメガ3 (DHA・EPA)原料の供給課題 ― 安定供給を支えるサプライチェーン
エルニーニョが浮き彫りにするオメガ3 (DHA・EPA)原料の供給課題
― 安定供給を支えるサプライチェーン
El Niño and the case for resilient marine supply chains
 

【オスロ、2026年6月26日】 エルニーニョ現象の影響により、世界のオメガ3原料の供給が再び大きな影響を受けています。2023年に続き2度目となる今回、ペルーでは2026年のアンチョビ漁の漁獲枠が過去10年間で最も低い水準となりました。さらに、海水温の上昇や稚魚の割合が高い状況を受け、資源保護を目的とした操業停止措置が繰り返し実施されています。その結果、原料価格は上昇し、供給量も大幅に減少しています。

こうした供給不安が続く一方で、オメガ3(DHA・EPA)に対する世界的な需要は今後も拡大すると見込まれています。需要の拡大に対し、供給は気候変動などの影響を受けやすく、安定確保が難しい状況となっています。このような状況の中、オメガ3業界では、海洋資源を持続的に活用しながら将来の需要に対応できるサプライチェーンの構築が重要な課題となっています。

その実現に向けて重要となるのが、「供給源の多様化」と「持続可能な海洋資源管理」の2つです。特定の供給源への依存を避け、サプライチェーンの安定性を高めることに加え、環境変化にも柔軟に対応できる資源管理を進めることで、将来にわたる安定供給につながります。

国際連合食糧農業機関(FAO)は、気候変動に対応できる持続可能な漁業を実現するためには、科学的根拠に基づき、状況に応じて柔軟に対応できる漁業管理が重要であるとしています。海洋資源を持続的に活用するためには、科学的根拠に基づく資源管理に加え、海洋環境全体を視野に入れた保全活動を進めることが欠かせません。

 
 
 
科学的根拠に基づく海洋資源管理の重要性

気候や海洋環境が変化する中でも資源を維持していくためには、資源状況を踏まえた漁獲枠の設定や継続的な資源状況の把握に加え、トレーサビリティの確保やサプライチェーン全体の透明性を高めることが重要です。

ペルーで実施された操業停止措置は、状況に応じて柔軟に対応する資源管理が重要であることを示しています。稚魚や産卵資源を保護するために一時的に漁獲を制限することで、気候変動による一時的な影響が長期的な資源減少につながることを防ぐ狙いがあります。

また、MSC認証など第三者認証制度は、漁業やサプライチェーンが国際的に認められた環境基準やトレーサビリティの要件を満たしていることを示す指標となります。認証制度は、より適切な資源管理や透明性向上を後押しする役割も担っています。

 

海洋生態系全体を守る取り組み

持続可能な資源利用には、漁業資源だけでなく、その周辺の海洋生態系を保全する視点も重要です。漁場の生産性は、生息環境や生物多様性、生態系の機能によって支えられています。そのため、海洋環境全体を保全することは、こうした生態系を維持し、長期的な資源の安定確保にもつながります。

アーケル・バイオマリンでは、南極海における海洋保護の取り組みを積極的に支援しています。その一環として、南極半島周辺で海洋保護区(Marine Protected Area:MPA)の設置に向けた活動を支援しており、実現した場合には約45万5,957km²に及ぶ海域が保護区に指定され、この地域の約70%を占めることになります。

 

アーケル・バイオマリンのCEOであるMatts Johansen氏は次のように述べています。
「海洋資源を責任ある形で利用することは重要ですが、それだけでは十分ではありません。私たちの暮らしを支える栄養資源を将来にわたって海から得られるようにするためには、海洋生態系全体を健全に保つことも欠かせません。海洋資源を活用する企業にとって、長期的な供給の安定は、豊かな海洋生態系によって支えられています。そのため、責任ある漁獲、科学的根拠に基づく資源管理、そして海洋保全は、一体となって進めていく必要があります。」

海洋資源の持続可能な利用には、適切な資源管理と海洋環境全体の保全を両立させることが重要です。レジリエンス(回復力)の高いサプライチェーンと持続可能性は、切り離して考えることはできません。将来にわたって海が豊かな恵みをもたらし続けられるよう、その基盤となる海洋環境を守ることが、持続可能なサプライチェーンの未来につながります。

 
 
本件に関するお問合せ先

アーケル・バイオマリン・ジャパン株式会社(担当:北澤)
Tel: 03-6894-4156
e-mail: info.japan@akerbiomarine.com

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