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国連FAO報告書、南極海を「持続可能な漁業管理の世界的な指標(Benchmark) 」と評価

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国連FAO報告書、南極海を「持続可能な漁業管理の世界的な指標(Benchmark) 」と評価
国連FAO報告書、南極海を「持続可能な漁業管理の世界的な指標(Benchmark) 」と評価
~すべての南極海水産資源が2回連続で「持続可能(サステナブル)」と評価~

UN FAO's 2026 assessment confirms Antarctica as the global benchmark for sustainable fisheries
 

【オスロ、2026年7月9日】国連食糧農業機関(FAO)は、世界の水産資源の状況をまとめた報告書「The State of World Fisheries and Aquaculture 2026(SOFIA 2026)」を公表しました。2025年版に続く今回の報告書では、南極海のオキアミ漁業を含むすべての南極海の水産資源が、持続可能な漁獲水準で管理されていると評価しています。


今回の評価では、南極海は調査対象地域の中で持続可能と評価された水産資源の割合が100%となり、最も高い水準となりました。この結果は、2025年版に続き2回連続となります。FAOが南極海を初めて評価対象に加えた2025年版に続き、SOFIA 2026でも最新データに基づいて同じ結果が確認されました。


評価対象となったのは、FAOが定める南極海の3つの漁業海域(エリア48、58、88)における15の水産資源です。報告書では、南極オキアミを同地域の主要な対象資源の一つとして、メロ(トゥースフィッシュ)とともに位置付けています。今回の持続可能性に関する評価は、アーケル・バイオマリンが調達する南極オキアミにも直接関係するものです。

 
世界全体で持続可能性が低下する中、南極海は100%を維持

一方、世界全体では、持続可能な漁獲水準にある資源の割合が64.5%から62.4%へわずかに低下しました。それに対し、南極海は100%を維持しており、世界平均との差はさらに広がっています。

FAOは南極海について、生態系に配慮した慎重な漁業管理の世界的な指標と位置付けています。その背景として、充実した管理体制と豊富な科学データを挙げています。

 

科学的根拠に基づく管理体制

南極オキアミ漁業は、南極の海洋生物資源の保全を目的とするCommission for the Conservation of Antarctic Marine Living Resources(CCAMLR)の管理のもとで行われています。CCAMLRは、世界でも特に慎重な漁業管理の枠組みの一つとして広く知られています。

その管理を支えているのが、科学的な評価です。CCAMLRの科学委員会では、南極オキアミの資源状況や生態系への影響について、毎年、最新の科学的知見をもとに評価しています。漁業の管理方針や漁獲に関する判断も、こうした科学的な評価を踏まえて行われています。

南極オキアミの漁獲量については、62万トンという基準値が設定されています。これは、推定約6,300万トンとされる南極オキアミの資源量のおよそ1%に相当する水準です。さらに、この基準値は、CCAMLRが科学的な資源評価をもとに設定する総漁獲可能量を大きく下回ります。

今回のFAOによる評価は、こうしたCCAMLRの管理が、南極オキアミの持続可能な利用と南極海の生態系を長期的に維持する仕組みとして機能していることを示すものです。

 

持続可能な海洋資源管理の重要性

南極海については良好な結果が示された一方、世界全体では持続可能な漁獲水準にある資源の割合がわずかに低下しており、持続可能な海洋資源管理にさらに注力する必要性が改めて示されました。

Aker BioMarineのCEO、Matts Johansen氏は、次のように述べています。

「今回のFAOの評価は、これまで科学が一貫して示してきたことを裏付けるものです。南極オキアミ漁業は、世界でも特に厳格な規制のもと、持続可能な形で管理されている漁業の一つです。世界全体で状況が厳しさを増す中、南極海の結果は、慎重かつ科学的根拠に基づく管理が有効であることを示しています。」

良好な結果が示されている一方で、漁業管理にはまだ改善の余地があります。アーケル・バイオマリンは業界とともに、漁場の管理をさらに強化することを求めています。また、今年のCCAMLR会合で議論されている「Domain 1海洋保護区(Marine Protected Area)」の設置も支持しています。

これら2つの取り組みは、南極オキアミ漁業の管理をさらに強化するとともに、南極海の生態系を長期的に維持していくことにつながるものです。

Johansen氏は、こうした取り組みについて次のように述べています。

「海洋を守っていくためには、科学的な根拠に基づく継続的な管理が欠かせません。私たちは、南極海の保全をはじめ、さまざまな面からこの取り組みに関わっています。また、より広い海洋の保全にも取り組んでいます。

その一環として、チャールズ国王がプリンス・オブ・ウェールズだった2020年に設立した『Sustainable Markets Initiative』を通じ、政策立案者や業界関係者とも連携しています。海洋資源を守ることと、持続可能な形で利用することは両立できると、私たちは強く信じています。」

 
「The State of World Fisheries and Aquaculture 2026」について

「The State of World Fisheries and Aquaculture 2026(SOFIA 2026)」は、水産業を取り巻く最新の動向や課題、機会、技術革新に関する情報をまとめるとともに、海洋水産資源の状態を評価したFAOの報告書です。

政策立案者、資源管理者、研究者、生産者、業界関係者、市民社会など幅広い関係者にとって重要な参考資料として位置付けられており、水産・水生食品システムが食料安全保障、栄養、生計、持続可能な開発に果たす役割を、世界的な視点から示しています。

 
 
本件に関するお問合せ先

アーケル・バイオマリン・ジャパン株式会社(担当:北澤)
Tel: 03-6894-4156
e-mail: info.japan@akerbiomarine.com

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